秋の健康診断に向けて 第2弾「高血圧」(産業衛生シリーズ)

高血圧

代表の稲田礼子です。
本コラムは、私が日頃の産業医活動の中で行なっている講話から、一部をご紹介するものです。健康経営※に取り組む皆様のお役に立ちますと幸いです。

今回は、秋の健康診断に向けて、第2弾「高血圧」についてのお話です。

目次

1、血圧の分類

まずは、そもそも、血圧が何の値を表しているのかを説明します。

①収縮期血圧(最高血圧、上の血圧)

心臓の収縮によって血液が全身に送り出される時の圧力のことです。血管を押し広げることになり血管壁にかかる圧力は最も強くなります。

②拡張期血圧(最低血圧、下の血圧)

収縮した心臓の中に血液が再び送り込まれ、心臓が拡張して元の大きさに戻る時の圧力を指します。

血圧は、心臓が1回の収縮で送り出す血液の量と、血管の太さや血管の壁の硬さによって決まります。送り出す血液量が多い、血管が細い、血管壁が硬いほど血圧値は高くなります。

血圧値の分類

2.高血圧だと何が悪いの?

血圧が高いと、動脈硬化や心疾患のリスクを高めます。高血圧は自覚症状のないまま密かに進行し、ある日突然死をもたらすリスクがある恐ろしい病気です(サイレントキラーとも呼ばれています)。

 

また、最近の研究で、脳心血管病(脳卒中や心筋梗塞など)の発症を予測する方法として、診察室血圧よりも家庭血圧の方が優れていることがわかってきました。

そのため日本高血圧学会のガイドラインでも、高血圧の判定では、診察室血圧よりも家庭血圧を優先しています。

きちんと測った家庭血圧の結果を血圧手帳に記録して、健康診断の機会や、かかりつけ医受診の際に医師に見せるようにしましょう。

 

※健康経営は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。

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