代表の稲田礼子です。
本コラムは、弊社内で実施している健康経営に関する取り組みから一部をご紹介するものです。健康経営※1に取り組む皆様のお役に立ちますと幸いです。
7月に行ったランチセミナーが好評だったため、第二月曜日を健康を意識した昼食を持参する「ヘルシーデイ」として、毎月イベントを開催しています。
8月はヨガイベント、9月では「芸術の秋」をテーマにしたおすすめの芸術作品を紹介し合うイベントを行いました。そして10月は、体力測定会を行いました。
昨年は握力と健康の関係に注目し、運動による握力の変化を追っていました。
握力は加齢に伴って徐々に低下していくものですが、短期間に明らかに大きく低下している場合は、筋力を含めた全身の体力向上が必要と考えられます。
その為、握力測定は毎年実施し、経年変化を見ていくことにしました。
さらに握力以外の体力測定も実施してみてはどうかという意見もあがり、弊社でお馴染みになってきたヘルシーランチを持ち寄り、10月に体力測定会を開催しました。
測定したのは握力以外に、10回立ち上がりテスト、閉眼片足立ちテスト、長座位体前屈の計4つです。
それぞれの種目で何がわかるかというと、握力と10回立ち上がりテストは筋力を測定し、閉眼片足立ちテストは平衡感覚、長座位体前屈は柔軟性を測定する種目です。
例えば、長座位体位前屈を測定する意義の1つに腰痛予防があります。
腰や太ももの柔軟性は、腰痛や膝痛などのリスクと高い相関があり、柔軟性が低いと腰痛や膝痛を引き起こしやすくなることがわかっているので、柔軟性を高めることが大切です。
握力測定をしている場面
体力測定会は、従業員同士で測定し合いながら、和気あいあいと行われました。
実施後のアンケートには、「普段身体を動かせていないことが分かった」「みんなで楽しくできて満足だった」「身体を動かして気持ちよかった」等の意見がありました。
測定会後には、自分が不得意だった種目の強化ができるように、トレーニング方法を載せた資料を従業員に配布しました。
今回弊社でおこなった体力測定は、いずれもオフィス内で実施可能な種目を選びました。定期健康診断のように、1年に1回体力測定を実施して、従業員それぞれに合った健康づくりの為の材料にしてみるのはいかがでしょうか。
11月は「ヘルシーデイ×私の健康宣言」を実施する予定です。
※1 健康経営は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。