本コラムは、弊社内で実施している健康経営※に関する取り組みから一部をご紹介するものです。
健康経営に取り組む皆様のお役に立ちますと幸いです。
2024年8月のヘルシーデイは「食べる瞑想(マインドフル・イーティング)」を行いました。
マインドフル・イーティングはインディアナ州立大学名誉教授のジーン・クリステラー博士によって開発されました。海外では、MB-EAT(Mindfulness Based Eating Awareness Training;マインドフルネスに基づく食観トレーニング)プログラムとして知られています。
また、マインドフル・イーティングを行うことで下記のような効果が期待できると示されています。
・満足感や幸福度の向上
食事の感覚を楽しむことで、食べることがより豊かになります。
・減量効果
しっかり噛むことで、通常より少ない量でも満足感を得やすくなります。
また、お腹が減っていないのに食べている(無意識で過食している)への気づきを深めます。
・ストレスの低減
もともとストレス低減効果のあるマインドフルネスと食事を組み合わせているため、メンタルヘルス対策としても効果があります。
実施した結果、スタッフにも下記のような気づきが得られました。
・食べる瞑想をすると、そのあと普通に食事をしても、いつもより味を感じた
・いかにいつも味が濃いものを食べているかが分かった
・減塩や調味料を少なくできそうだと感じた
・においをかいでから食べるとよりおいしく感じる
・食べる瞑想をすると満腹感があり、味を感じながら食べないとお腹が空く状態が続くことが分かった
・普段お腹を満たすためだけに食べていることに気付いた
・ゆっくり食べることで、何を食べているか、どういう味がするかの気づきのステップが早いことに気づいた
・当たり前に食べているがそうではない、食事のありがたみを感じた
気づきをさらに深めるためには、食べる場面以外にも注意を広げてみるとよいとのこと。
社員にも好評でしたので、食育と合わせてマインドフルネスは定期的に実践していきたいと思います。
※ 健康経営は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。