弊社では、健康経営※に積極的に取り組んでいます。
2023年度は健康経営に関する施策の全体像を見直し、well-beingの向上を目標に掲げて取り組みを行いました。
今回は弊社の2023年度の結果報告と、2024年度の計画についてご紹介します。
2023年度の結果と今後の目標
2023年度は、健康経営に取り組む上でベースとなる現状把握、現状に合わせた具体的な取り組み、取り組みの成果の測定という3段階でのPDCAを回しながら、健康経営に取り組みました。
目標設定の詳細については、2023年度の取り組み概要(中間報告)で紹介しています。
2023年度の目標 | 2023年度の結果 | 2024年度の目標 |
---|---|---|
健診・調査の実施 ・定期健康診断(受験率100%) ・婦人科検診(受診率100%) ・ストレスチェック(受検率100%) ・社内アンケート(回答率100%) | すべて100%を達成 ※婦人科検診は2年に1回の受診 | 100%達成を継続 |
座位時間の短縮 ・スタンド数(1日8回以上) | 達成 導入後の6月以降、全従業員の平均が1日8スタンド(月240スタンド)以上(図1) | 全従業員が1日8スタンドを達成 |
運動量の増加・疾病予防 ・ハンドグリップ運動への参加数(週3回以上) ・握力体重比の増加(+0.05以上) | 未達成 ・従業員が揃う時間が少なく、月2回程度の実施となった ・握力体重比-0.02 | 無理なく実施できる運動内容に変更 毎時間スタンドの声掛けを行い、スタンド数・活動量(歩数)の上昇を図る |
食生活改善 ・野菜摂取量の増加(1日24g以上) | 導入後13回提供(月1~2回) 提供日については達成(平均1人34.5g/回) | 定期的な提供(週1回) |
メンタルヘルス・エンゲージメント ・ストレスチェックのレーダーチャート平均値3.0以上 ・ストレスチェックのエンゲージメントに関する追加項目が全国平均以上 | 達成 ・平均点3.10 ・ワークエンゲージメント2.92点(全国平均2.59点) | ・レーダーチャート平均値3.0以上を継続 ・エンゲージメントの向上(3.0以上) |
2023年度の成果
・座位時間短縮:スタンド数増加
弊社での業務はほとんどがデスクワークで、座位時間が長く、集中すると休憩がなかなかとれないことが大きな課題でした。
1時間に1分以上歩いたかどうかをカウントするStandland(アプリ)の利用推奨や、作業環境測定による課題意識の向上により、適度な休憩を推奨する社内風土ができつつあります。
数値上の変化としてアプリを利用している全員の平均値を算出すると、導入前の5月よりスタンド数がアップし、6月以降は1日8スタンド(月240スタンド)以上と目標値を越える結果となりました。
特に12月はスタンド強化月間を周知したことにより、大幅に月間スタンド数が増加しました。
図1 2023年度月間スタンド数の従業員平均の推移
・健康教育:ヘルシーデイの開催
2023年7月のセミナーをきっかけに、毎月ヘルスケアセミナーを開催しています。
「ヘルシーデイ」と冠して、自分なりのヘルシーランチを持ち寄って座学や運動、目標設定などを行いました。
定期的な健康教育によって従業員のモチベーション向上になり、企画によっては運動不足の解消にも繋がっています。社内アンケートでも満足度100%と評価の高い企画ですので、2024年度も毎月開催を続ける予定です。
詳しい様子などはヘルシーデイの記事一覧をご覧ください。
今後の課題
2022年から運動量・筋肉量の増加、糖尿病予防を目的として週3回以上のハンドグリップ運動を行っていましたが、2023年度の後半には月に2回程度と開催頻度が低下しました。
原因として、業務量の増加、従業員の生活に合わせて柔軟に勤務日の変更をしていることなどによって、15分業務を離れることのハードルが高くなったことが挙げられます。
そこで2024年度は、活動量の増加のために大阪府の健康アプリ「アスマイル」の利用を始め、歩数や運動の記録・健康行動のモニタリングを促進しています。
また、1時間に1スタンドという目標とも掛け合わせ、毎時間気づいた人から声をかけて1~2分歩くように工夫しています。実施時間を数分に下げることで手軽さも増し、1日の合計では15分以上歩いている日も多くなっています。
毎時間実施するため、食後1時間以内にも数分歩くことができ、食後の血糖値対策にも効果が期待できます。
最後に
取り組み事例やヘルシーデイの様子など、2024年度も引き続き毎月ブログを更新する予定です。
弊社の取り組みが健康経営に取り組む皆様のご参考になれば幸いです。
※健康経営は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。
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